2012年6月3日日曜日

希望ある未来への決心

本日、看護師の友達に僕が目指す事業のプレゼンをしました。

途中から彼女の目には涙が溢れていました。

彼女は現場で行わざるを得ない身体拘束に傷ついていました。

身体拘束がルーチン化されている現状に思い悩んでいました。

看護師のアイデンティティが崩壊していました。

看護師に失望していました。

そして自分自身を見失い、自分自身に失望していました。

身体拘束は患者さんだけではなく、それを行った人も傷つけます。

「こんなことまで行うようになってしまった」と自分を責めます。自己有効感を下げます。



患者さんの安全の為、患者さんを守る為。

もちろんそうだと思います。看護師さんが一生懸命なのはわかっています。責めて良いとは思いません。

でも、本当にそれしか方法がなかったのでしょうか?

もうアイディアが浮かばないほど話し合ったのでしょうか?

試行錯誤してみたでしょうか?

患者さんが暴れてしまう理由を考えたでしょうか?

今身体拘束が行われている方の中で、必要ない方もいるのでは?と話し合ったでしょうか?

身体拘束はこのようなプロセスを踏んでの最終手段であると思います。

彼女の現場を知らない僕が言えることではないかもしれません。

でもこのプロセスを踏んでいれば、彼女がこんなに傷つくことはなかったかもしれません。

1人で思い悩むこともなかったかもしれません。

アイデンティティが崩壊することもなかったかもしれません。



心優しく、患者さんのことを深く考える人ほど疲れきり辞めていくような社会を変えていかなければなりません。

彼女が看護師という職業にもう一度、誇りとやりがいをもって働ける職場を作ること。

それが社会を変える第一歩になる!そのように思いました。

彼女と一緒に働けるかどうかはまだわかりませんが、どこで働こうとも嬉し涙が流せる社会を創る努力をしようと心に誓いました。

彼女に送りたい言葉  「いちゃりばちょーでー」

もう1人で苦しまないで欲しいな。

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