先日利用者さんの告別式に行ってきた。
飾られていた写真は優しい笑顔だった・・・。
あるスタッフが通夜に行ったとき、家族から聴いたこと。
「母はごきげんに行き始めてから笑顔を取り戻しました。ありがとう。」
この方は、ユニークな性格の持ち主だった。それだけに問題がある利用者としてたくさんの施設を断られ、最終的にごきげんに辿り着いた。
断った施設はこの方の個性をどのように捉えたのだろう。
施設の方針に従わない利用者は悪い利用者?施設の方針に従う利用者は良い利用者?
全てを受身的に過ごす利用者が良い利用者なのか?
それでは、ほとんどの施設が掲げているその方らしい人生を支援するとは何なのか?
その方の希望を聴いただろうか?
その方が行われる暴言や拒否という作業の意味を聴いたことがあるだろうか?
クライエントの作業に焦点を当てることで、視点が変わる。クライエントの見え方が変わる。
そんな見方ができる職場を誇りに思う。
そして、ごきげんのような施設をたくさん増やすことをこの方に誓った。
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