先日、長期臨床実習Ⅰ期目を終えた学生さんが帰ってきました。
いい顔をしていました。たくさんのことを学べたんだと思います。
全国のバイザーの皆様本当にありがとうございました。
どんな介入をしたのかな?と提出してもらったレポートを読ませてもらいました。
COPMが結構使われていました。いい流れですね♪
ただ、COPMで挙がった作業に対して、作業遂行要素のみに介入しているのがおしい!
もう一度トップダウンの評価・介入とOBPについて一緒に復習しようね。
そしてレポートを読み進めていくうちに共通点が・・・
まずタイトル「○○を発症後○○を呈した症例」
そしてOT評価の記載順序
1、第一印象
2、身体機能評価
3、認知機能評価
4、ADL評価
5、基本動作
・・・決まってるんでしょうか?(僕が知らないだけならすみません。)
僕はバイザーをした時、学生さんにトップダウンの評価を経験してもらっていました。そして、レポートの書き方もそのままトップダウンで記載するようにしていました。
その方がクライエントの全体像をつかみやすいですよね。検査・測定の意義もわかりやすいですし。
○○のような人生を歩まれてきた方で、○○という作業ニーズがある。その方は現在このように過ごされていて、このような作業のやりにくさがある。やりにくさの原因は○○(身体機能・精神機能等々)です。
身体機能から読み進めていくよりも、事例のことがイメージしやすくありませんか?
作業療法士はトップダウンで評価してトップダウンでレポートを書く。どうでしょうか?
あと、かなり少数ではありますが、作業ニーズを聴取していないレポートがありました。デマンドさへないものも・・・。
いわゆるボトムステイと呼ばれるものですね。
僕はトップダウン・ボトムアップ両方の視点が必要なのはわかっているつもりです。
しかし、ボトムステイの評価・介入の場合は、作業療法士の独自性が失われ、作業療法の力を発揮できないように思います。
ボトムステイを実行され、教えておられるバイザーの先生方は作業療法士のアイデンティティが揺らぎ、きっと悩んでおられることでしょう。(決めつけてすみません。でも、歴史が物語っています・・・)
作業療法士とは誰のために、何に焦点を当て、何をする職業か?
もう一度皆で作業療法を問い直しませんか?
作業療法士が健康に寄与できる職種となるために、そしてクライエントの幸せのために臨床と教育が連携して頑張っていきましょう!
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