今日もまたまた感動物語がありました。
本日から利用のAさん。
内部疾患で入院されていて、かなりの廃用性の機能低下がある方です。
担当者会議で相談員が、今週末にAさんの息子の結婚式があるけど、Aさんは結婚式に参加されないと決めている、ということを聞いてきてくれました。
僕は本当にAさんとじっくり話し合い、Aさんが出した答えなのか気になって仕方がなかったので、個別リハビリテーションの時間に聴いてみました。
「行かなくて本当に後悔しませんか?」と。
その結果、
Aさんは途中で倒れたら息子に迷惑がかかると思っていること。
結婚式という祝いの場に救急車を呼ばないと行けない事態になったときが怖いと思っていること。
体力が持つかどうか心配だということ。
式場までの階段が上がれるかどうか心配だということ。
本当は・・・本当は行きたいと想っていること。
Aさんが本当に想っている気持ちがわかりました。
息子さんに気遣って行かないという選択をしてたんですね。
僕は、行こうと思えばいくらでも手段はあることをお伝えしました。
例えば、僕の経験上、きつくなったら休める場所を確保してもらうように式場にお願い出来ることや階段昇降の介助を式場のスタッフにお願い出来ること等です。
その後、僕たちはAさんが行きたいと思うのであれば全力で支援しますと約束しました。
Aさんは「考えてみる」と話され、個別リハビリテーションを終えました。
昼ご飯を食べた後、Aさんはスタッフに「息子の結婚式に行きたい」と話しました。
スタッフは嬉しそうに僕へ報告してくれました。
そして、「今から会場の下見にAさんと行ってくる!」と言ってきました。
僕は嬉しさと同時にスタッフの行動力に驚き、「息子さんに確認してからにしよう」と提案しました。
僕はいつも「ちょっと待て!」と止められる側だったので、止める側になるのは何だか不思議な感覚でした(笑)
その後、スタッフはAさんと共に、娘さん、息子さん、式場に電話で確認し下見に向かいました。
Aさんとスタッフは会場の下見だけでなく、式場スタッフとの打ち合わせや衣装選びまでしっかりして帰ってきました。Aさんは何着も試着されたそうです(笑)
Aさんは「最高」と喜んでくれました。
あとはAさんが家族と共に息子さんの結婚式を堪能するだけです。
ちなみに、うちのスタッフが、結婚式場のスタッフに「デイサービスってこんなことまでするの?」と聞かれて、「利用者さん全員の夢を叶えます!」と返答したそうです(笑)
このスタッフの行動力、それを応援し、臨機応変に残った利用者さんひとりひとりの作業を支援した他のスタッフ、全てが一つになったからこそできた支援でした。
最高のスタッフと働けていることに感謝します。
忘れないために
日々起こる忘れられない、忘れたくない出来事や人を綴ります。
2013年7月2日火曜日
2013年6月28日金曜日
つむぐトイレ
お久しぶりでございます。
なんだかんだでブログを更新できていませんでした(^^;)
忙しい日々を送らせていただけるのは本当にありがたいことです。
バタバタした毎日ですが、デイサービスを立ち上げてから本当に毎日感動することばかりです。
教育も楽しいですが、臨床もやっぱり楽しいです(^^)
さて、そんなたくさんの感動体験からお一人を紹介します。
Aさんは約4年前に発症し、重度の障がいをおもちで、生活全般に介護が必要な状態です。
リクライニング車椅子を使用し、過ごされています。
初めて当デイサービスを利用されたときADOCを使い面接しました(うちは全員にADOCを使用し、面接をしています)。
Aさんは色々なことに興味があり、たくさんのイラストを選ばれました。過去にやっていたスポーツや趣味など、楽しそうに話されました。
ただ、その中で強く強く望んだのは、主介護者の娘さんの為に、立ち上がりや移乗、トイレで排泄をすること(発症後はオムツ使用)でした。これに関して家族も強く望んでいました。
ただ、Aさんも家族もトイレに関していつかできたらいいな・・・くらいの超長期目標だと話し、半ば諦めているようでした。
僕は移乗等の介助を行った感覚と、今までストレッチ等の機能訓練しか受けていないという話を聞いたことから、Aさんの機能はもっと高まると感じていましたので、可能だと思っていますとAさんそして家族に話しました。
それから約1ヶ月間、みっちり機能訓練を行いました。予想通り機能も向上してきました。
そして、先週Aさんに提案し、初めてトイレに座ってみました。
結果は大成功!!!
Aさんは「病気になってから初めてトイレで出来た」と大喜びでした。一緒に介助した介護福祉士も一緒に喜びました。
そして、帰宅するなりAさんは家族に報告。その場で家族とも喜びを分かち合いました。
今週からトイレで排泄出来るようにリハビリパンツへと変更しました。
今までトイレで出来なかった理由の1つは支援者側の諦めがあったからではないかと思います。
支援者側の諦めが、クライエントの作業の障壁となってはいけないと思うんです。
僕たちはクライエントの作業が可能となる為の支援をします。
だから僕たちは諦めません。僕たちが諦めるのは、クライエントがその作業を必要でないと感じた時です。
より多くの感動を、ご利用者、ご家族、スタッフ、地域住民と共有していきたいと思います。
なんだかんだでブログを更新できていませんでした(^^;)
忙しい日々を送らせていただけるのは本当にありがたいことです。
バタバタした毎日ですが、デイサービスを立ち上げてから本当に毎日感動することばかりです。
教育も楽しいですが、臨床もやっぱり楽しいです(^^)
さて、そんなたくさんの感動体験からお一人を紹介します。
Aさんは約4年前に発症し、重度の障がいをおもちで、生活全般に介護が必要な状態です。
リクライニング車椅子を使用し、過ごされています。
初めて当デイサービスを利用されたときADOCを使い面接しました(うちは全員にADOCを使用し、面接をしています)。
Aさんは色々なことに興味があり、たくさんのイラストを選ばれました。過去にやっていたスポーツや趣味など、楽しそうに話されました。
ただ、その中で強く強く望んだのは、主介護者の娘さんの為に、立ち上がりや移乗、トイレで排泄をすること(発症後はオムツ使用)でした。これに関して家族も強く望んでいました。
ただ、Aさんも家族もトイレに関していつかできたらいいな・・・くらいの超長期目標だと話し、半ば諦めているようでした。
僕は移乗等の介助を行った感覚と、今までストレッチ等の機能訓練しか受けていないという話を聞いたことから、Aさんの機能はもっと高まると感じていましたので、可能だと思っていますとAさんそして家族に話しました。
それから約1ヶ月間、みっちり機能訓練を行いました。予想通り機能も向上してきました。
そして、先週Aさんに提案し、初めてトイレに座ってみました。
結果は大成功!!!
Aさんは「病気になってから初めてトイレで出来た」と大喜びでした。一緒に介助した介護福祉士も一緒に喜びました。
そして、帰宅するなりAさんは家族に報告。その場で家族とも喜びを分かち合いました。
今週からトイレで排泄出来るようにリハビリパンツへと変更しました。
今までトイレで出来なかった理由の1つは支援者側の諦めがあったからではないかと思います。
支援者側の諦めが、クライエントの作業の障壁となってはいけないと思うんです。
僕たちはクライエントの作業が可能となる為の支援をします。
だから僕たちは諦めません。僕たちが諦めるのは、クライエントがその作業を必要でないと感じた時です。
より多くの感動を、ご利用者、ご家族、スタッフ、地域住民と共有していきたいと思います。
2013年4月15日月曜日
2度目の卒業
本当に久しぶりの投稿です。
たくさん書きたいことはあるんですが、ついつい後回しにしてしまっています。
さて、本題に入ります。
3月末日をもって1年間という短い期間でしたが、本当に言葉にできないくらいお世話になった母校を退職しました。
1年間という期限付きにも関わらず、暖かく迎え入れてくださった母校、OT科教員の皆様に感謝してもし足りません。
本当に覚えの悪い僕を皆さんがフォローしてくださいました。(僕、びっくりするくらい本当に忘れるんです•••)
恩師が亡くなった後、少しでも恩師と母校に恩返しがしたいということもあって、教員にならせてくださいとお願いしました。
しかし、経験も知識もない僕がどうやって学校に、そして学生さんに貢献できるか悩みました。
僕に出来ること•••
考え抜いた末、出した答えは「作業療法の楽しさを伝える」ということでした。
これなら僕にも出来るし、自然体で臨めると思いました。OT大好きですから(笑)
ですので、担当させていただいた講義では、僕が作業療法の魅力だと思っている「トップダウン」と「OBP」を軸に話しました。
また、僕が作業療法をより好きになるきっかけをくれた「作業科学」「CMOP−E」「MOHO」といった理論の話をしていきました。
なんとか魅力を伝えたいと思って、事例をたくさん紹介しました。(自由に授業をさせていただきました。先生方本当にありがとうございます。)
内容はさておき•••学生さんの授業の感想を見る限り、「先生が楽しそうに授業をしていた」と書いてくれていた学生さんが多かったので、作業療法の楽しさは伝わったと解釈していい•••の•••でしょうか?
授業の内容は本当に足りないことばかりだったと反省していますが、臨床に出て作業療法をするのってこんなにも楽しいんだと思ってもらえていたら嬉しいです。
本当に素敵な教員、素敵な学生に囲まれて、毎日楽しく仕事ができました。もっとここで働きたいと心から思いました。感謝、感謝です。
自分の夢を叶えるタイミングを考えて、1年間だけという期限を設けさせていただいたことは、自分勝手で申し訳なく思っていますし、1年間で僕の目的だった恩返しが出来たかというと全く自信がありません。
これから先、いろんな形で恩返ししていきたいと思います。
入職する前より、もっと母校が好きになりました。もっともっと作業療法が好きになりました。
本当にありがとうございました。
たくさん書きたいことはあるんですが、ついつい後回しにしてしまっています。
さて、本題に入ります。
3月末日をもって1年間という短い期間でしたが、本当に言葉にできないくらいお世話になった母校を退職しました。
1年間という期限付きにも関わらず、暖かく迎え入れてくださった母校、OT科教員の皆様に感謝してもし足りません。
本当に覚えの悪い僕を皆さんがフォローしてくださいました。(僕、びっくりするくらい本当に忘れるんです•••)
恩師が亡くなった後、少しでも恩師と母校に恩返しがしたいということもあって、教員にならせてくださいとお願いしました。
しかし、経験も知識もない僕がどうやって学校に、そして学生さんに貢献できるか悩みました。
僕に出来ること•••
考え抜いた末、出した答えは「作業療法の楽しさを伝える」ということでした。
これなら僕にも出来るし、自然体で臨めると思いました。OT大好きですから(笑)
ですので、担当させていただいた講義では、僕が作業療法の魅力だと思っている「トップダウン」と「OBP」を軸に話しました。
また、僕が作業療法をより好きになるきっかけをくれた「作業科学」「CMOP−E」「MOHO」といった理論の話をしていきました。
なんとか魅力を伝えたいと思って、事例をたくさん紹介しました。(自由に授業をさせていただきました。先生方本当にありがとうございます。)
内容はさておき•••学生さんの授業の感想を見る限り、「先生が楽しそうに授業をしていた」と書いてくれていた学生さんが多かったので、作業療法の楽しさは伝わったと解釈していい•••の•••でしょうか?
授業の内容は本当に足りないことばかりだったと反省していますが、臨床に出て作業療法をするのってこんなにも楽しいんだと思ってもらえていたら嬉しいです。
本当に素敵な教員、素敵な学生に囲まれて、毎日楽しく仕事ができました。もっとここで働きたいと心から思いました。感謝、感謝です。
自分の夢を叶えるタイミングを考えて、1年間だけという期限を設けさせていただいたことは、自分勝手で申し訳なく思っていますし、1年間で僕の目的だった恩返しが出来たかというと全く自信がありません。
これから先、いろんな形で恩返ししていきたいと思います。
入職する前より、もっと母校が好きになりました。もっともっと作業療法が好きになりました。
本当にありがとうございました。
2013年2月19日火曜日
理想の職場
大分、久しぶりの投稿となってしまいました。(さぼってしまってすいません)
世の中色々ありますね。本当に勉強になります。(胃が強い男になりたいです・・・)
なにはともあれ、予定よりは遅れてしまっていますが、夢に向かって進んでいます。
慎重に事を運びながら勉強しろということだろうなと全てをポジティブに捉えてます。
昨日、一緒に仕事をするメンバーと熱く語りながら食事をしました。
一緒に仕事をする相棒はケアマネをしてます。
彼は、利益重視の施設のやり方に1人で闘ってきました。
利用者さんのニーズよりも業務中心の現場と1人で闘ってきました。
現場からやっかいだと思われるあたり、同じ匂いがプンプンします(笑)
彼は「利用者さんあっての施設だ!」「簡単に利用者さんの要望に無理と言うのはおかしい!利用者さんの未来をこちら側の都合で決めるのはおかしい!利用者さんの要望に応えられない事もあるかもしれないけど、出来る可能性をとことん話し合った上でその選択をしなければいけない!」と話していました。
僕はお酒が全く飲めないんですけど、あまりにも彼と想いが、発する言葉が一緒だったので、酔ったように興奮して話し続けました(笑)
同じ想いを持った仲間と働けるって幸せですよね。
それにしても、職種は違えど、やはり目指しているところは一緒なんですよね。
クライエントがどのように生きたいか?それは、どのような作業をして生きたいかってことですもんね。
作業の視点は共有できるんです!
想いを共有した上で、クライエントの作業を可能化するために各専門職の専門性を発揮する。
僕の理想の職場です。
あとは「やるか、やらないか」ですね。いや!僕の場合「やるか、辞めるか」ですね!
僕たちは作業に焦点を当てた、クライエント中心のデイサービスをやります!
そして、大きいことを言ってしまいますが、僕らの実践が鳥取県、全国の実践を変化させられればと思います。
クライエントも働いているひともそれぞれの家族もハッピーになるのが僕らの目指すところです。(ADOCプロジェクト魂)
最近僕にとって大きな一歩を踏み出せました。まだまだ山はありますが、一歩ずつ登っていきます。
千里の道も一歩から!
また報告します。
世の中色々ありますね。本当に勉強になります。(胃が強い男になりたいです・・・)
なにはともあれ、予定よりは遅れてしまっていますが、夢に向かって進んでいます。
慎重に事を運びながら勉強しろということだろうなと全てをポジティブに捉えてます。
昨日、一緒に仕事をするメンバーと熱く語りながら食事をしました。
一緒に仕事をする相棒はケアマネをしてます。
彼は、利益重視の施設のやり方に1人で闘ってきました。
利用者さんのニーズよりも業務中心の現場と1人で闘ってきました。
現場からやっかいだと思われるあたり、同じ匂いがプンプンします(笑)
彼は「利用者さんあっての施設だ!」「簡単に利用者さんの要望に無理と言うのはおかしい!利用者さんの未来をこちら側の都合で決めるのはおかしい!利用者さんの要望に応えられない事もあるかもしれないけど、出来る可能性をとことん話し合った上でその選択をしなければいけない!」と話していました。
僕はお酒が全く飲めないんですけど、あまりにも彼と想いが、発する言葉が一緒だったので、酔ったように興奮して話し続けました(笑)
同じ想いを持った仲間と働けるって幸せですよね。
それにしても、職種は違えど、やはり目指しているところは一緒なんですよね。
クライエントがどのように生きたいか?それは、どのような作業をして生きたいかってことですもんね。
作業の視点は共有できるんです!
想いを共有した上で、クライエントの作業を可能化するために各専門職の専門性を発揮する。
僕の理想の職場です。
あとは「やるか、やらないか」ですね。いや!僕の場合「やるか、辞めるか」ですね!
僕たちは作業に焦点を当てた、クライエント中心のデイサービスをやります!
そして、大きいことを言ってしまいますが、僕らの実践が鳥取県、全国の実践を変化させられればと思います。
クライエントも働いているひともそれぞれの家族もハッピーになるのが僕らの目指すところです。(ADOCプロジェクト魂)
最近僕にとって大きな一歩を踏み出せました。まだまだ山はありますが、一歩ずつ登っていきます。
千里の道も一歩から!
また報告します。
2012年12月13日木曜日
作業に焦点を当てた実践研修会in神戸
兵庫医療大学でADOC projectによる作業に焦点を当てた実践研修会が終了しました。
12月9日が忘れられない日となりました。
友利さんと琉球OTさんから講演依頼のメールをいただいたとき、僕には役が高いお話だと思いつつも受けさせていただくことにしました。
だって、就職した当時からずっと師匠に「依頼された仕事は断るな」と教えられたんですもん(笑)琉球OTさんがついててくださるっていう安心感もありましたし。
もちろん一番は、自分の勉強にもなりますし、僕の経験が少しでも参加者の皆さんの力になれるかもしれないって思ったからですけど(^^)
それにしても本当にたくさんの方にお越しいただきました。本当に来てくださった皆様、ありがとうございました。
多くの方が僕と同じように臨床に悩まれているんだなーと感じると共に、OBPへの関心の高さにワクワクしました。
これから日本の作業療法は変わっていく!
より多くのクライエント、作業療法士が幸せになる!
そう思いました。
講習会の内容は、皆さんさすが!としか言いようの無い内容でした。
友利さんは、いつ聴いても、何度聴いてもおもしろい。ワクワクする内容でした。いつも作業療法ってやっぱり素敵だなと想わせてくれます。
齋藤さんは、あの優しい声に相当癒されました。そして知識、経験が詰め込まれた面接の内容。本当に勉強になりました。
竹林さんは、知識の塊。あれだけの知識を楽しく伝えられることに圧巻でした。ストイックに勉強されている姿に刺激をいただきました。今まで持っていたCI療法のイメージをがらりと変えていただきました。勉強します。
そしてライトニングトーク!
籔脇さん、明るく楽しく話されるのに、内容はハイレベル。CEQ勉強します!笑い声に癒されました。ありがとうございました。
そして寺岡さん。OBP2.0。すごく興味深いお話でした。OBP2.0も勉強します!堂々たる話し方。見習います。
そしてライトニングトークのトリ、平松さん。初めての舞台が450人の前、緊張するお気持ちものすごくわかりました!僕も同じでした。素敵な実践でした。熱さが伝わってきましたし、散歩の動画はすごくおもしろかったです。
そして、大トリはまさかの僕でした。当日まで勘違いをしており、ライトニングトークの前だと思ってました・・・。
緊張で頭が真っ白でしたが、なんとかやりきりました。
僕の周りでも作業療法士らしい作業療法が出来ないと悩んでいるひとがたくさんいます。きっと来てくださった方の中にもたくさんおられたと思います。
そのような方々に僕の本当に少しの経験ですが、力になれていたら幸せです。
皆さんは1人じゃない。一緒に変えていきましょ。
そして、クライエントとチームを幸せにしましょ。
450人の、いや!もっと多くの仲間がいるんですから大丈夫です。
終わった後、本当にたくさんの方が話しかけてくださいました。
学校にお電話をいただいたり、FacebookやTwitterでもたくさんの方と繋がれました。
ありがたいお言葉をたくさんいただき、皆様本当にありがとうございました。
そして沖縄、鳥取、大阪、福岡などたくさんのところから集まった仲間達、久しぶりに会った元実習生、皆さんのおかげで落ち着くことができました。温かい拍手をありがとうございました。
最後になりましたが、こんな素敵な機会をくださった、友利さん・琉球OTさん(全てにおいて大変お世話になりました)、緊張する僕を励ましてくださった齋藤さん・竹林さん・籔脇さん・平松さん・ナベックスさん、素敵な会場を提供してくださった日高先生・実行委員の皆様、夜遅くまでスライド作成に付き合ってくださった先輩方、挙げればきりがないですが、皆様本当にありがとうございました。
本当にやって良かったです。やっぱ、やるかやらないか、だったらやる方を選びます(^^)
皆様、本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します。
余談
実は前日の夜、友利さんからスライドを変更する提案をもらって、ギリギリまで悩んでたんです。
発表前、顔が青ざめてたと思うんですけど、前日のほうが青かったんです(笑)
本当、友利さんはプロフェッショナルです。妥協しない姿勢、勉強になりました。
そしてたくさん考える機会をくださって、ありがとうございました。
恐怖で足が震えましたけど(^^;)
12月9日が忘れられない日となりました。
友利さんと琉球OTさんから講演依頼のメールをいただいたとき、僕には役が高いお話だと思いつつも受けさせていただくことにしました。
だって、就職した当時からずっと師匠に「依頼された仕事は断るな」と教えられたんですもん(笑)琉球OTさんがついててくださるっていう安心感もありましたし。
もちろん一番は、自分の勉強にもなりますし、僕の経験が少しでも参加者の皆さんの力になれるかもしれないって思ったからですけど(^^)
それにしても本当にたくさんの方にお越しいただきました。本当に来てくださった皆様、ありがとうございました。
多くの方が僕と同じように臨床に悩まれているんだなーと感じると共に、OBPへの関心の高さにワクワクしました。
これから日本の作業療法は変わっていく!
より多くのクライエント、作業療法士が幸せになる!
そう思いました。
講習会の内容は、皆さんさすが!としか言いようの無い内容でした。
友利さんは、いつ聴いても、何度聴いてもおもしろい。ワクワクする内容でした。いつも作業療法ってやっぱり素敵だなと想わせてくれます。
齋藤さんは、あの優しい声に相当癒されました。そして知識、経験が詰め込まれた面接の内容。本当に勉強になりました。
竹林さんは、知識の塊。あれだけの知識を楽しく伝えられることに圧巻でした。ストイックに勉強されている姿に刺激をいただきました。今まで持っていたCI療法のイメージをがらりと変えていただきました。勉強します。
そしてライトニングトーク!
籔脇さん、明るく楽しく話されるのに、内容はハイレベル。CEQ勉強します!笑い声に癒されました。ありがとうございました。
そして寺岡さん。OBP2.0。すごく興味深いお話でした。OBP2.0も勉強します!堂々たる話し方。見習います。
そしてライトニングトークのトリ、平松さん。初めての舞台が450人の前、緊張するお気持ちものすごくわかりました!僕も同じでした。素敵な実践でした。熱さが伝わってきましたし、散歩の動画はすごくおもしろかったです。
そして、大トリはまさかの僕でした。当日まで勘違いをしており、ライトニングトークの前だと思ってました・・・。
緊張で頭が真っ白でしたが、なんとかやりきりました。
僕の周りでも作業療法士らしい作業療法が出来ないと悩んでいるひとがたくさんいます。きっと来てくださった方の中にもたくさんおられたと思います。
そのような方々に僕の本当に少しの経験ですが、力になれていたら幸せです。
皆さんは1人じゃない。一緒に変えていきましょ。
そして、クライエントとチームを幸せにしましょ。
450人の、いや!もっと多くの仲間がいるんですから大丈夫です。
終わった後、本当にたくさんの方が話しかけてくださいました。
学校にお電話をいただいたり、FacebookやTwitterでもたくさんの方と繋がれました。
ありがたいお言葉をたくさんいただき、皆様本当にありがとうございました。
そして沖縄、鳥取、大阪、福岡などたくさんのところから集まった仲間達、久しぶりに会った元実習生、皆さんのおかげで落ち着くことができました。温かい拍手をありがとうございました。
最後になりましたが、こんな素敵な機会をくださった、友利さん・琉球OTさん(全てにおいて大変お世話になりました)、緊張する僕を励ましてくださった齋藤さん・竹林さん・籔脇さん・平松さん・ナベックスさん、素敵な会場を提供してくださった日高先生・実行委員の皆様、夜遅くまでスライド作成に付き合ってくださった先輩方、挙げればきりがないですが、皆様本当にありがとうございました。
本当にやって良かったです。やっぱ、やるかやらないか、だったらやる方を選びます(^^)
皆様、本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します。
余談
実は前日の夜、友利さんからスライドを変更する提案をもらって、ギリギリまで悩んでたんです。
発表前、顔が青ざめてたと思うんですけど、前日のほうが青かったんです(笑)
本当、友利さんはプロフェッショナルです。妥協しない姿勢、勉強になりました。
そしてたくさん考える機会をくださって、ありがとうございました。
恐怖で足が震えましたけど(^^;)
2012年10月4日木曜日
出逢いの力
僕は学生時代、可もなく不可もなく、上手に生きていければいい。作業療法に熱いわけでもない。何かに情熱的なわけでもない。そんな学生でした。
そんな僕が4年生の長期実習で師匠と出逢いました。
ここまで作業療法に、クライエントに情熱的で、ストイックなひとがいるんだ!
まさに衝撃でした。これがクライエント中心の概念との出逢いでした。
2ヶ月間ほぼ毎日、昼休みはクライエントの作業に必要な道具の調達、準備。休憩はご飯を食べる10分くらいのもんでした。
そんな毎日を過ごす中で、僕は師匠から情熱をもらいました。
作業療法士は情熱的でないといけない!情熱的でないひとに、クライエントは人生を預けようと思うはずが無い!そう思いました。
そして長期実習2期目でも2人目の師匠との出逢いがありました。
1期目で頂いた溢れんばかりの情熱が暴走している僕をきれいにまとめてくれました。
ひとを熟知した作業療法士でした。
アイドルになりたいというクライエントに対して、一緒にアイドル事務所に電話しちゃうような作業療法士でした。
諦める諦めないは作業療法士が決めるんじゃない、クライエントが決めるんだということを学びました。クライエントが自分の人生について責任をとる権利を保障する大切さを学びました。
そんな実習を終えた僕は、作業療法に対する姿勢が変わりました。人生が変わりました。
同級生からは「沖縄から帰ってきたら病気になった」と言われました(笑)
そして僕は師匠のいる沖縄へ就職しました。
そこで、琉球OTさんをはじめとする、たくさんの、本当にたくさんの情熱的な作業療法士と出逢いました。情熱的な後輩とも出逢いました。情熱的な他職種の方と出会いました。
その中で、作業療法士の魅力はトップダウンとOBPだということに気付かせてもらいました。
また、tomoriさん、samuraiさん、ADOCプロジェクトの皆さんと出逢い、全国の情熱的な作業療法士と出逢いました。仲間が増えました。
そして、故郷へ戻り、情熱的な先輩方に出逢いました。
僕は出逢いに力をもらい、出逢いに学び、出逢いによって支えられています。
そして、現在、出逢った全国の情熱的な作業療法士の方々に力をもらっています。支えられています。
今、想いが強いからこそ、作業療法が出来ない職場の環境に悩み、苦しんでいる後輩がいます。
職場の中だけで考えないでください。地域だけで考えないでください。
広い視野で見た時に、支えてくれる仲間はたくさんいるんです。同じ想いの仲間がいるんです。
昔、職場で打ちひしがれた時、仲間を想い出し、気付きました。「僕は1人じゃない。」
きっと物理的な距離よりも心的な距離の方が大切なんだと思います。
辛い時に想いだして下さい。今まで出逢った人たちを。
あなたは決して1人じゃない。
感情の赴くままに書いた拙い文章ですいません。
そんな僕が4年生の長期実習で師匠と出逢いました。
ここまで作業療法に、クライエントに情熱的で、ストイックなひとがいるんだ!
まさに衝撃でした。これがクライエント中心の概念との出逢いでした。
2ヶ月間ほぼ毎日、昼休みはクライエントの作業に必要な道具の調達、準備。休憩はご飯を食べる10分くらいのもんでした。
そんな毎日を過ごす中で、僕は師匠から情熱をもらいました。
作業療法士は情熱的でないといけない!情熱的でないひとに、クライエントは人生を預けようと思うはずが無い!そう思いました。
そして長期実習2期目でも2人目の師匠との出逢いがありました。
1期目で頂いた溢れんばかりの情熱が暴走している僕をきれいにまとめてくれました。
ひとを熟知した作業療法士でした。
アイドルになりたいというクライエントに対して、一緒にアイドル事務所に電話しちゃうような作業療法士でした。
諦める諦めないは作業療法士が決めるんじゃない、クライエントが決めるんだということを学びました。クライエントが自分の人生について責任をとる権利を保障する大切さを学びました。
そんな実習を終えた僕は、作業療法に対する姿勢が変わりました。人生が変わりました。
同級生からは「沖縄から帰ってきたら病気になった」と言われました(笑)
そして僕は師匠のいる沖縄へ就職しました。
そこで、琉球OTさんをはじめとする、たくさんの、本当にたくさんの情熱的な作業療法士と出逢いました。情熱的な後輩とも出逢いました。情熱的な他職種の方と出会いました。
その中で、作業療法士の魅力はトップダウンとOBPだということに気付かせてもらいました。
また、tomoriさん、samuraiさん、ADOCプロジェクトの皆さんと出逢い、全国の情熱的な作業療法士と出逢いました。仲間が増えました。
そして、故郷へ戻り、情熱的な先輩方に出逢いました。
僕は出逢いに力をもらい、出逢いに学び、出逢いによって支えられています。
そして、現在、出逢った全国の情熱的な作業療法士の方々に力をもらっています。支えられています。
今、想いが強いからこそ、作業療法が出来ない職場の環境に悩み、苦しんでいる後輩がいます。
職場の中だけで考えないでください。地域だけで考えないでください。
広い視野で見た時に、支えてくれる仲間はたくさんいるんです。同じ想いの仲間がいるんです。
昔、職場で打ちひしがれた時、仲間を想い出し、気付きました。「僕は1人じゃない。」
きっと物理的な距離よりも心的な距離の方が大切なんだと思います。
辛い時に想いだして下さい。今まで出逢った人たちを。
あなたは決して1人じゃない。
感情の赴くままに書いた拙い文章ですいません。
2012年9月19日水曜日
第2回YMCA米子作業療法学術集会
9月16日、記念すべき第2回が行われました。
今年の特別講演は琉球OTさんでした。
琉球OTさんは僕に作業療法の核を教えてくれた1人です。
琉球OTさんと出逢っていなければ今の僕はありません。
クライエントにとことん介入するかOT辞めるかどっちかにしてと言われたあの言葉がなければ今の僕はいません(もちろん恐怖と驚きで震えましたが・・・・・)。
鳥取のOTにも、僕が教えてもらったように、作業療法の素晴らしさを伝えて欲しい。ずっと想ってました。
だから、本学術集会に変わる前、同期生で行っていた学会の時からずっと「いつか特別講演をしてください」とお願いをしていました。
1つの夢が叶った瞬間でした。本当に感無量でした。
特別講演の内容は、まさに圧巻でした。恥ずかしながら気付けば泣いていました。
琉球OTさんの話はリアルなんです。リアルだからこそ心に響く。
ずっと言われてました。「何をするかではなく、なぜするのか」何度聴いててもぐっときました。
お昼からは一般演題を行いました。全部で5演題でした。
1、 作業に焦点をあてることの大切さを学んだ事例
MOHOの理論を用いて介入した事例でした。クライエントが大切にしている園芸という作業に取り組むことで、それまで機能回復にしか目がいかなかったクライエントが、生活の中にある様々な作業に気付くようになり作業を拡げていった事例でした。
2、意味のある作業をする権利を獲得することで主体的な取り組みがみられた事例
作業科学の知識を用い、介入した事例でした。クライエントにとって意味のある作業が行えず、スタッフから提供される活動のみを行っている、いわゆる作業疎外の状態にある方に対して、作業ニーズを引き出して介入したことによって、未来の生活に向けて主体的に作業に取り組むようになった事例でした。
3、次世代型ショッピングカートによる新たなリハビリテーションの展開
整形疾患を抱えたクライエントが、買い物を諦めず取り組めるようにショッピングカートを自分で製作したという発表でした。このショッピングカートを製作する為に自分で開業したという行動力がすさまじい方でした。作業療法士が希求する社会は作業的公正な社会だという言葉が浮かんできた発表でした。
4、作業の目的と目標の共有~ADOC使用経験から~
我らがADOCを用いることで、チームアプローチを円滑に行うことができた事例でした。クライエントの作業を可能化するためは、チームで協働する必要がありますが、多くの方がこのチームで協働するというところに難しさを感じていると思います。僕の経験上、多くは手段のみの話し合いが前面に出ることによって他職種との専門性の違いといったところで上手くいかないケースが多いと思います。しかし、本事例はADOCを用い、目的と目標を明確にすることによって、チームが同じ目標に向かって専門性を出し合い取り組めていました。手段ではなく、目的と目標を共有することがチームアプローチには必要だとあらためて感じました。その目的と目標をクライエントから引き出し、他職種に可視化するのにADOCは有用なツールであることを再確認しました。また、旅行に行くために、バスの乗り降りを練習する際、バス会社からバスを1台借りてしまうという圧倒的な臨床力を見せてくれました。それを行った発表者とそれを提案した上司の行動力にしびれました。
余談ですが、本事例の発表者はYMCA卒業生でもなければ鳥取県で働いているわけでもありません。それなのに発表してくれた心意気と愛に感謝します。
5、カナダ作業遂行プロセスモデル(OPPM)の実践
OPPMを用いて介入した事例でした。人ー環境ー作業をしっかり評価し、作業の可能化に向けて取り組んだ事例でした。作業療法の介入を明確に解りやすく皆に伝えてくれました。
余談ですが、発表者は5年程前、僕の元職場に実習にきた学生でした。実習最終週、僕と別れるときに嗚咽しながら泣いてくれた学生が、目の前で堂々と発表してくれている。すごく感慨深い時間を過ごさせてもらいました。
簡単にしか説明できませんでしたが、本当に素晴らしい介入ばかり、素晴らしいOTばかりでした。全てが全国学会の口述で話して欲しいくらいの事例でした。
次にADOCのワークショップをしました。
明日からADOCを使えるように!それを目標に皆にペーパー版ADOCを体験してもらいました。
皆さん、真剣に取り組んでいました。そして会場には笑顔が溢れていました。
ADOCって作業に焦点を当てて話すので、クライエントもOTも両方が楽しいんですよね。
そんな感覚も味わってもらえたかと思います。
そして最後に集合写真・・・・・・と写真を載せたいところですが、僕のカメラで撮ってないので写真がありません・・・。
その代わりに集合写真前の写真を載せます。意味があるのかどうかは聞かないでください。
このように、本当に充実した最高の1日でした。今まで継続してきて本当に良かったです。今後も、より良い学術集会とする為、皆で創っていきましょう。
またまた余談ですが、今年もこの会を立ち上げるきっかけを作ってくださった恩師の奥様が来てくださいました。
この学術集会をするたびに想います。先生は亡くなった今も、僕らと共にここにいてくれる。そう感じたのはきっと僕だけではないと思います。
僕にとってこの学術集会は「恩師を感じる」という意味を持つ、大切な大切な作業です。あらためて、そう感じました。
今年の特別講演は琉球OTさんでした。
琉球OTさんは僕に作業療法の核を教えてくれた1人です。
琉球OTさんと出逢っていなければ今の僕はありません。
クライエントにとことん介入するかOT辞めるかどっちかにしてと言われたあの言葉がなければ今の僕はいません(もちろん恐怖と驚きで震えましたが・・・・・)。
鳥取のOTにも、僕が教えてもらったように、作業療法の素晴らしさを伝えて欲しい。ずっと想ってました。
だから、本学術集会に変わる前、同期生で行っていた学会の時からずっと「いつか特別講演をしてください」とお願いをしていました。
1つの夢が叶った瞬間でした。本当に感無量でした。
特別講演の内容は、まさに圧巻でした。恥ずかしながら気付けば泣いていました。
琉球OTさんの話はリアルなんです。リアルだからこそ心に響く。
ずっと言われてました。「何をするかではなく、なぜするのか」何度聴いててもぐっときました。
お昼からは一般演題を行いました。全部で5演題でした。
1、 作業に焦点をあてることの大切さを学んだ事例
MOHOの理論を用いて介入した事例でした。クライエントが大切にしている園芸という作業に取り組むことで、それまで機能回復にしか目がいかなかったクライエントが、生活の中にある様々な作業に気付くようになり作業を拡げていった事例でした。
2、意味のある作業をする権利を獲得することで主体的な取り組みがみられた事例
作業科学の知識を用い、介入した事例でした。クライエントにとって意味のある作業が行えず、スタッフから提供される活動のみを行っている、いわゆる作業疎外の状態にある方に対して、作業ニーズを引き出して介入したことによって、未来の生活に向けて主体的に作業に取り組むようになった事例でした。
3、次世代型ショッピングカートによる新たなリハビリテーションの展開
整形疾患を抱えたクライエントが、買い物を諦めず取り組めるようにショッピングカートを自分で製作したという発表でした。このショッピングカートを製作する為に自分で開業したという行動力がすさまじい方でした。作業療法士が希求する社会は作業的公正な社会だという言葉が浮かんできた発表でした。
4、作業の目的と目標の共有~ADOC使用経験から~
我らがADOCを用いることで、チームアプローチを円滑に行うことができた事例でした。クライエントの作業を可能化するためは、チームで協働する必要がありますが、多くの方がこのチームで協働するというところに難しさを感じていると思います。僕の経験上、多くは手段のみの話し合いが前面に出ることによって他職種との専門性の違いといったところで上手くいかないケースが多いと思います。しかし、本事例はADOCを用い、目的と目標を明確にすることによって、チームが同じ目標に向かって専門性を出し合い取り組めていました。手段ではなく、目的と目標を共有することがチームアプローチには必要だとあらためて感じました。その目的と目標をクライエントから引き出し、他職種に可視化するのにADOCは有用なツールであることを再確認しました。また、旅行に行くために、バスの乗り降りを練習する際、バス会社からバスを1台借りてしまうという圧倒的な臨床力を見せてくれました。それを行った発表者とそれを提案した上司の行動力にしびれました。
余談ですが、本事例の発表者はYMCA卒業生でもなければ鳥取県で働いているわけでもありません。それなのに発表してくれた心意気と愛に感謝します。
5、カナダ作業遂行プロセスモデル(OPPM)の実践
OPPMを用いて介入した事例でした。人ー環境ー作業をしっかり評価し、作業の可能化に向けて取り組んだ事例でした。作業療法の介入を明確に解りやすく皆に伝えてくれました。
余談ですが、発表者は5年程前、僕の元職場に実習にきた学生でした。実習最終週、僕と別れるときに嗚咽しながら泣いてくれた学生が、目の前で堂々と発表してくれている。すごく感慨深い時間を過ごさせてもらいました。
簡単にしか説明できませんでしたが、本当に素晴らしい介入ばかり、素晴らしいOTばかりでした。全てが全国学会の口述で話して欲しいくらいの事例でした。
次にADOCのワークショップをしました。
明日からADOCを使えるように!それを目標に皆にペーパー版ADOCを体験してもらいました。
皆さん、真剣に取り組んでいました。そして会場には笑顔が溢れていました。
ADOCって作業に焦点を当てて話すので、クライエントもOTも両方が楽しいんですよね。
そんな感覚も味わってもらえたかと思います。
そして最後に集合写真・・・・・・と写真を載せたいところですが、僕のカメラで撮ってないので写真がありません・・・。
その代わりに集合写真前の写真を載せます。意味があるのかどうかは聞かないでください。
このように、本当に充実した最高の1日でした。今まで継続してきて本当に良かったです。今後も、より良い学術集会とする為、皆で創っていきましょう。
またまた余談ですが、今年もこの会を立ち上げるきっかけを作ってくださった恩師の奥様が来てくださいました。
この学術集会をするたびに想います。先生は亡くなった今も、僕らと共にここにいてくれる。そう感じたのはきっと僕だけではないと思います。
僕にとってこの学術集会は「恩師を感じる」という意味を持つ、大切な大切な作業です。あらためて、そう感じました。
最後になりましたが、遠い沖縄から駆けつけてくださった琉球OTさん、学会長でありながら抄録集の作成やポスター作成に尽力してくださったU-1先生、遠いマレーシアから応援してくださったT先生、同期生の学会の時から実行委員をしてくれているなっちゃん、まーちゃん、発表者の方々、そしてご参加くださった皆様(途中高速道路で車が故障した為にJAF+レンタカーで来られた方もおられました。まさに根性!)本当に本当にありがとうございました。
皆で日本のOTを背負い、変えていきましょう!
皆で日本のOTを背負い、変えていきましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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